佐渡へ
土曜日の朝、まだ明けない空はしかし心配していた雨粒は落ちていません。しっかりジャケットの前を締めても、走り出したら首元がスースーして空気は寒いくらいです。4時。こうしてまず、関越の高坂SAを目指します。
例のタンクローリーの事故の影響で、首都高は敬遠したいところだけど、約束の時間があるし、美女木JCから関越に入るには仕方ありません。その首都高もまぁ、順調にこなしてSAへ予定どおり5:30前に着きました。
お仲間らしき人は見当たらずとりあえず暖かい飲み物でも飲んで待っていました。このころはまだ地面も濡れていません。
やがて横浜から、たかちゃん(娘)がやってきました。今回の隊長です。もともとオレが「佐渡行きたいなぁ」と言うのを引き受けてくれて計画や、宿、フェリーの手配からコース、一緒に行く仲間を募るなど全てやってくれたのです。その、お仲間も揃い、7名の結成が出来て出発です。次の休憩は赤木高原SAの予定です。
さて、集合地までは皆こうして順調に飛ばしてきましたが、順調では無い事態のきざしが・・・・。
途中の案内表示で、この先に通過する月夜野~水上の間が事故で通行止めとあるではないか!???
SAのインフォメーションもまだ開いていないで、電光の掲示でしか情報がありません。この時点での迂回表示は上信越道の長野周り北陸道経由で新潟を示しています。えぇー!!!。困ったし、判断がつきません。フェリーの時間前に新潟港に着かなければ船に乗れません。
不安は残るものの、事故処理が終了するのを期待して開通を待とうという結論して、予定通り関越道を行くことにしました。次の赤木高原SAまで行って、様子を見ることにしたのです。
雨も当たるようになって、途中でカッパ着ようかどうしようか迷う程度の雨が降り出しました。SAに着くころには、雨模様です。
さて、SAではこの困った情報を受けて車やバイクがこの先の不安を抱き多くが待機中です。お互いに色々情報交換したり、行き先予定を話し合ったり、ホントに予期しない事態に戸惑いばかり。インフォも情報は同じ表示。車のおじさんは六日町まで行く予定だったけど、下ろされた車で一般道も渋滞らしいとのことで、なんでも車4台関係する事故だったらしい・・・。
確信も持てないまま、月夜野まで行ってダメなら一般道で迂回するしかないね、と出発することにしました。もう大分時間も経っているので開通するんじゃないの・・・と励ましあいつつ・・・。
雨も、霧も立ち込めシールドは雨粒で視界が妨げられて走りづらい状況の中を行きます。やがて、その月夜野ICに差し掛かると、路肩には多くのトラックなどが列を作っています。待機してるんだろうな・・。IC出口の先では完全に本線は封鎖されてアウトです!
あ~、やっぱりだめかぁ・・・。料金所までの取り付け路は車が動かず丸く渋滞の列が出来てる状態。ここで溜まったバイクは列を作って脇をすり抜けてとにかく前に。料金所のゲートが見えてくるまでぐるぐる走っていくと。あれ、?そこから、この先新潟方面は本線上に戻るように誘導路が作られているではないか!???と思いつつそのまま下り車線へ。あー、良かった。開通間もない解除のときはこうして車が殺到して事故の無いように通すんだね!でも、なんにしても良かった。雨は相変わらず降っているけど、こうしてあの谷川岳の下を通過して三国峠の難所を通ることなく新潟へ進んだのでした。
そして、ホントにトンネルを出たらなんと明るい日差しさえ当たって空は明るく、思わずバンザイ!と叫んでしまいました。
でも、これまでで思わぬ時間がかかってしまい余裕だったはずの行程が厳しくなっています。急がねば!雨もやんだぞ!走れ走れ!
新潟市内から港までは大した距離ではないのですが、そこは街中。ややあせっている身には思ったように走れません。
すでに乗船手続きのタイムリミットはとっくに過ぎているけどとにかく前に進むしかありません。
ようやく港に着いて大急ぎでターミナルの窓口に行きました。結果はまぁ、なんとか乗船できるようです。
あー、よかったの2回目でした。
朝も早かったし、心配もしたし・・・。若者よ休憩せよ!
両津の港に予定通り入って、さぁ、佐渡に上陸です。
車もバイクもほとんど行き交わない空いている海沿いの道路を快適に走りました。ココまで苦労と言うことは感じなかったけど、想定外のこともあって、ざっと400キロ。遠くまでよく来ました。
佐渡は歴史ある土地で、ほんの田舎の漁村でもあちこちに古いお堂や由緒ある神社などが年月を経て佇んでいます。
ゆっくり2、3泊してもう一度訪ねても良いと思いました。知り合いの青年が行く前に『佐渡なんかなぁーにもないっすよ!』と言っていたのを思い出したけど、確かに見る角度によっては何にもありません。
しかし、その「なんにも無い」が、『ある』とても好い所です。気に入りました。(さて無事に走り出したところで、前半は一旦閉じて後半にゆずりましょう)
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