秋の旅・磐梯から只見へ
たのしい宴会の翌日、うっすらと明けたガラス窓越しの空をみると、今日も良いお天気のようです。
日の出と共に散歩しました。
旧宮邸の洋館が、湖を見下ろす高台に立っています。木々越しに朝の光を受けて、白い姿が明治の昔を語っています。
定番の朝食バイキングを済ませ、8時に出発。記念撮影の後、7つのエンジンが元気に目覚め、今日はハイライトの磐梯を目指します。快適なゴールドラインが裏磐梯、五色沼へ誘います。
麓から磐梯山の山裾を登るにつけ、紅葉のうつくしさと磐梯山のどっしりと力強い姿を背景に次々に迫ってきます。
湖をはるかに見下ろすビューポイントでは、早起きしてきた観光の車が、壮大な風景に早くも歓声を上げています。
堪能して走った道は、すぐに桧原湖にでました。
ここで、皆さんとお別れしてオレはひとり旅です。
ビッ、ビー!お世話になりましたぁ。また、行きましょうね。
一人抜けた一行6台は、この後さらに磐梯吾妻スカイラインを楽しんで福島に抜ける予定とのこと。良いツーリングになったことでしょう。
さて、単独ソロ走になったオレと銀子。
桧原湖を半周して喜多方をめざします。
し、しかし寒~ぃ!
出発した猪苗代と様相が一変して、空はうす雲に覆われ、しかももやっています。
道路は快適で行きかう車も無く、思う存分のラインで走ることが出来る、山間のゆるいアップダウンが続く見通しの良い早めのコースです。
途中、表示があって気温5℃!
手袋を通して、手がかじかんできました。
大塩温泉街を過ぎるとすぐ喜多方の町。
ここから左に下って会津坂下に至り、49号からいよいよ只見へ。252号線を只見川にそって銀子との道行き。本番舞台です。
板下の街で銀子に給油し、冷えた手足をさすって、はやる気持ちをなだめて次のステージに備えました。この頃には、日差しが広がって朝の期待に応えるように気温も上がってきました。さぁ、じゃあ行くか!
252号を柳津、沼沢湖を過ぎて田子倉ダムに向かいます。
街道は進むにつれて途中の町々や集落の名を数え、只見川を右に左に渡りつ次第に山々が迫ってきます。
だんだんその気になってきたぞ!
と言っても、やる気と緊張を強いる峠コースではありません。
あくまでも、山を縫い、川をまたいで続く昔ながらの街道で、もうすぐ全てが雪で覆われる名だたる豪雪地帯の、その一瞬前の自然のはざまに、ちょっとおじゃまさせてもらってるカンジです。
カーブが続き、そのはるか下に只見川が大きく流れ、山は今が盛りの紅葉・・・・
こんな絶好の今日、さすがに要所の良い場所ごとにカメラをかざしてアングルをきめているカメラマンの姿がたくさん見えます。そうだよな、いいよなぁ。うん、うん。
その次のカーブも。またしばらく行った次も・・
あれ、その次の鉄橋も・・・。トンネル出口も・・・
いや、美しい景色は納得して充分わかるけど・・
なんか、へんだなぁ。
カメラの固まり方がなんか集中して、独特だし、持ってるカメラや機材、三脚台なんか持ってる人もいる・・・
この一見、異様な熱気に、突然気がつきました!
あーっ、只見線を年何回か走るSLのC-11 325の「SL会津只見号」が今日走るんだ!時間は11時を回ったあたり。この辺に差し掛かるのは12時過ぎのはずなのに。この熱心さ。
さすがの鉄ちゃんたちです。きっと、朝早くから場所取りしたり、自分の思い描く構図のためにカーブ、鉄橋、トンネル、川との映り具合など、SLに魅せられた多くの人たちの夢中な姿に、訳がわかってからは集団の塊が現れる度に『がんばってー』と応援しながら走ったのです。
沼沢湖を過ぎた金山町で、近辺の物産や郷土資料などを展示した街の資料館があります。みやげもの販売もあり、食堂があります。ここで少し早めの昼食にします。
実は事前チェック済みで、椎名誠センセイはここを訪れるたび必ず立ち寄ってそばとカツどんを食すという。
そばは、「高遠そば」と言います。そう、あの長野の伊那高遠なのです。なぜ、福島で高遠なの?いわれの詳しくは譲りますが、はるかこの地方を治めていた領主がいたその昔、一時国替えになった殿様が、また復帰したおり、かつて治めていた信州高遠のそばとそばつくりをひろめた、とそういう訳。
で、そのそばはからみそばといって、大根のおろしとつゆで食べます。そばは好みですから評価はそれぞれ。
どっちかというと、ぷつぷつした食感で確かに独特です。
うまかったです。(謂れや、椎名さんの入れ込み方もわかったし・・・)。さて、さらに道を辿ります。
田子倉ダムにつきました。
壮大な日本有数の水力発電の要とあって、圧倒されます。
昔話の舞台のようなぽっこりした山々を、水を堰きとめ流れを変えて、偉容を誇って睥睨しているようです。
それでもこうして見ていると、湖面をキラキラ光らせて、ロマンさえ演出しているような佇まいを見せて不思議です。
ふと、思うことがあったりします。
気合を入れなおして、そこから六十里越えトンネル。
小出に向かう只見道、後半編のはじまりです。
ライダーもいくつかグループがいます。
でも、多くはなく、時にあいさつさえ返ってきます。
やっぱり、深い山姿や、季節や、そういった誰でもが好きだと思う日本の風景に、人の心も動かされ、感動し、「あー、きれいだなぁ」と思ったとき、きっと素直な心に満たされるんだね。
このあと、小出から十日町至り、長野まで快適な旅を心行くまで楽しみました。
小さいエピソードや、拾い集めたわくわくのかけら、元気の素など、いっぱい拾って今宵の宿に夕方早めに着いたのです。
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コメント
武ちゃんは、
スゴイ!
ホントに、スゴイ人だ!
(*^o^)/\(^-^*)
投稿: ちょんこ | 2008年11月 5日 (水) 18時16分
うん、すごい!
投稿: まさる | 2008年11月 5日 (水) 21時57分